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パンダ館Top Page > パンダ館もくじ > パンダに関する基礎知識 |
![]() ![]() 分類 哺乳綱 食肉目 ジャイアントパンダ科 日本名 ジャイアントパンダ 中国名 大熊猫(daxiongmao) 学名 Ailuropoda melanoleuca
体重80〜130kg、体長130〜150cm、肩までの高さは70〜80cm。立ち上がると170cmにもなります。生まれたときの平均体重は100g前後で全身薄いピンク色をしており、わずかに白く短い毛が生えています。生後10日までにうっすらとパンダの特徴である白黒模様が現れ始め、4週間程でその模様がはっきりとするようになります。また、生後6〜8週間までに目が開き、3ヶ月程で自分の力で歩き回れるようになります。9ヶ月で離乳、18ヶ月で親離れするそうです。親離れ後は通常単独で行動し、群れて生活することはありません。
発情期は通常3〜5月ですが、そのうちメスが妊娠可能な日数は1〜3日程度といわれています。発情期には頻繁なマーキング(=臭い付け→動画はこちら)、睾丸の肥大化がみられ(左写真参照)、また普段はあまり鳴かないのに、馬のいななきと言おうか、羊のような鳴き声(→音声はこちら)をあげたりもします。
ちなみに白浜アドベンチャーワールドで生まれたラウヒンは誕生時の体重は195g、体長20cm、ユウヒンは体重190g、体長17cmといいますから2頭とも平均より少し大きいですね。 ![]() ![]() 中国四川省、甘粛省、陜西省の海抜2,000〜3,000mの高地で、湿潤な竹林に生息しています。北京や陜西省、湖南省、浙江省、広東省、広西壮族自治区、貴州省、雲南省、さらにはベトナムやミャンマー北部などの洪積世(1万〜100万年前の氷河時代)の地層からは、パンダの化石が出土しており、かつてはパンダが広範囲に生息していたことがわかっています。
生息数は、陜西省(佛坪・長青保護区など)で約100〜200頭、甘粛省(白水江保護区など)で約100頭、四川省(唐家河・臥龍・九寨溝保護区など)で約800頭といわれており、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されています。 2004年8月に四川省人民政府が発表したところに依ると、四川省内の野生パンダの生息数は1,206頭であり、1980年代末と比べて約30%増加しているとのことです。 ▲このページのトップへ戻る ![]() ![]() ![]() パンダは竹という栄養価の低い植物を主食としています。しかし彼らはもともと肉食獣のため、草食獣のように長い腸によって栄養分を充分吸収できません。そのため大人のパンダで1日12〜16kgもの竹を食べなければなりません。調査によると、100gの竹からたったの17gしか栄養分を摂取できないとのことです。対照的に、シカなどの草食動物は、100gの草から80gもの量を栄養分として吸収するそうです。
![]() −参考− 王子動物園では、5種類の竹(毎日与える種類を変えている)のほか、リンゴ、ニンジン、ビスケット、パンダ団子を与えています。パンダ団子とは、乾燥させた竹をミキサーで粉砕し、トウモロコシ、米粉、大豆、砂糖、食塩、鶏卵、カルシウムを混ぜて団子にし、蒸し器で2時間蒸したもので、1日1個食べています。 アドベンチャーワールドでは、竹のほか、足りない栄養分をリンゴ、ニンジン、ビスケット、ミルクで補っています。与えている竹の種類は、孟宗竹、矢竹、女竹、真竹、淡竹、唐竹だそうです。 上野動物園のカンカンとランランには、竹のほかに柿やリンゴ、ニンジン、ミルク粥(ミルク、ごはん、鶏卵、砂糖、塩をまぜたもの)や蒸混合料(トウモロコシ粉、大豆粉、骨粉、食塩を混ぜて蒸したもの)が与えられました。 ▲このページのトップへ戻る ![]() ![]()
しかし最近の研究によって、第6の指たる橈側種子骨は第一中手骨(だいいちちゅうしゅこつ)という親指の掌の骨にしっかり固定されており、親指のようには自由に動かせないことが判明しました。そしてさらに第6の指とともに親指の反対側、小指のそばにある小さな骨の突起、第7の指とも言うべき副手根骨(ふくしゅこんこつ)によって、5本の指で掴もうとするモノを両側から平行に支えているというメカニズムが解明されました。 パンダの歯はとても丈夫です。強力なあごと頑丈な歯によって、大好きな竹をバリバリと食べることができます。また、私達人間と同じように、パンダも乳歯から永久歯に生え替わります。彼らの歯はクマやアザラシのような他の肉食動物の歯と大変似ています。パンダの奥歯は、人間の奥歯の7倍もの大きさがあります。大きく平らな臼歯によって、竹をかみ砕いて食べることができるのです。 白と黒の愛らしいツートンカラーでよく知られているパンダですが、眼の回り、耳、鼻面、両脚、肩だけが黒く、その他の毛は白です。誤解されやすいのがしっぽで、某キャラクターの影響で黒だと思われがちですが、実際には白です。見た目はぬいぐるみのようにふかふかしているようですが、実際はかなり剛毛で、脂っぽい手触りでした。臥龍で仔パンダを抱いたとき、首周りの毛がかなり厚くて手が埋もれてしまいました(左下写真参照)。 ![]()
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名 前 | 興興(コウコウ) | 旦旦(タンタン) | 永明(エイメイ) |
住 ま い | 神戸・灘区 王子動物園 |
神戸・灘区 王子動物園 |
和歌山・白浜町 アドベンチャーワールド |
出生地と生年月日 | 中国四川省・臥龍 中国保護大熊猫研究中心 1995年9月14日 2002年12月9日来日 |
中国四川省・臥龍 中国保護大熊猫研究中心 1995年9月16日 2000年7月16日来日 |
北京動物園 1992年9月14日 1994年9月6日来日 |
性 別 | オ ス | メ ス | オ ス |
写 真 | ![]() |
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メ モ (特徴・性格など) |
![]() 初代に比べてやんちゃ者。 ※中国名 龍龍(ロンロン) |
![]() ※中国名 爽爽(スヮンスヮン) |
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良浜(ラウヒン) | 雄浜(ユウヒン) | 隆浜(リュウヒン) | 秋浜(シュウヒン) |
和歌山・白浜町 アドベンチャーワールド |
中国四川省・成都市 成都大熊猫繁育研究基地 |
中国四川省・成都市 成都大熊猫繁育研究基地 |
中国四川省・成都市 成都大熊猫繁育研究基地 |
アドベンチャーワールド 2000年9月6日 |
アドベンチャーワールド 2001年12月17日 |
アドベンチャーワールド 2003年9月8日 |
アドベンチャーワールド 2003年9月8日 |
メ ス | オ ス | オ ス | オ ス |
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幸浜(コウヒン) | 愛浜(アイヒン) | 明浜(メイヒン) | |
和歌山・白浜町 アドベンチャーワールド |
和歌山・白浜町 アドベンチャーワールド |
和歌山・白浜町 アドベンチャーワールド |
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アドベンチャーワールド 2005年8月23日 |
アドベンチャーワールド 2006年12月23日 |
アドベンチャーワールド 2006年12月23日 |
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オ ス | メ ス | オ ス | |
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双子の第一子として生まれました。誕生後しばらくは「メス」と発表されていました。 | 第一子。両目の間のつむじが二つある。肩の黒いベルトが糸巻き(リボン)型。 | 第二子。両目の間のつむじが一つ。肩の黒いベルトの上側が下に向かってカーブしているのに対し、下側はまっすぐ。 |
梅梅(メイメイ) | 陵陵(リンリン) | 双双(シュアンシュアン) | |
和歌山・白浜町 アドベンチャーワールド |
東京・台東区 上野動物園 |
メキシコ チャプルペテック動物園 |
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成都大熊猫繁育研究基地 1994年8月31日 2000年7月7日来日 2008年10月15日死亡 |
北京動物園 1985年9月5日 1992年11月5日来日 2008年4月29日死亡 |
チャプルペテック動物園 1987年6月15日 |
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メ ス | オ ス | メ ス | |
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繁殖研究のため上野動物園に来園していましたが、2005年9月26日、メキシコへ帰りました。 |
2008年5月22日現在 ▲このページのトップへ戻るパンダ館もくじ | パンダに関する基礎知識 | アドベンチャーワールドの親子パンダ |
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